レーザー治療

■当院ではご希望に応じ、体にやさしい半導体レーザーによる治療を行っています
当院では「オサダ ライトサージ セルビー」という半導体レーザーを導入しています。レーザーを用いることで、安全かつ痛みの少ない、やさしい治療が可能になりました。レーザー治療により、以下のようなメリットが期待できます。

<半導体レーザーのメリット>
@ 痛みを軽減できる
A レーザーを使用することによって、時間を短縮することができる
B 術後の問題、術後の痛み腫れ出血を軽減することができる
C 治りにくかったものが治りやすくなる確率があがる

<半導体レーザーを使った治療例>
@ 根管治療(根っ子の治療)
A 象牙質知覚過敏処置(冷たいものでしみる時)
B 歯周病の治療
C 口腔内小手術
D 色素沈着症の治療(歯ぐきが黒ずんでいる)
※使用頻度が高い順番です


照射法
半導体レーザーは、接触照射(ハードレーザー用)、非接触照射(ソフトレーザー用)の2通りの使用ができます。その特徴を活かして、ほかのレーザー機器より広い範囲の症例に使用することができます。

組織に対する透過性
半導体レーザーは、皮膚組織において皮下組織にまで透過する量は17%とされ、エナメル質、象牙質(厚さ1mm)に対し、それぞれ、30%、25%が透過するとされます。この組織透過性を利用し、象牙質知覚過敏症や感染根管処置に有効に作用します。
一からわかるレーザー歯科治療,医歯薬出版,2003.より

歯周病(歯周ポケット掻爬術)
レーザー治療は歯周病にも有効で、歯周組織のダメージを最小限に抑え、歯周ポケット内の殺菌効果、清掃効果および掻爬が可能となります。その結果、歯周ポケットの深さの減少と炎症の消退が望めます。患者さまにとっては痛みも少なく、早くきれいに治ると好評です。
 

根尖性歯周炎(歯内療法)
歯内療法において、半導体レーザーは弾性のあるファイバーで導光できるので他種レーザーより有利です。
根管内にレーザーを照射することにより、根管内細菌の減少、排膿・出血の消失、打診などの症状の軽減なども期待できます。

また、組織透過型の半導体レーザーは、根管および歯周組織を通過したレーザー光が根尖部歯周組織に到達することにより、口内炎に対する照射と同様、組織の治癒促進効果も期待できます。

窩洞形成時露髄(直接覆髄)
虫歯が深く、通常であれば神経を取ってしまわないといけない例においても、レーザーを使用することにより、歯髄(神経)を保存することを可能にします。

象牙質知覚過敏(象牙質知覚過敏処置)
半導体レーザーが、組織を透過することにより、知覚過敏症にも効果的です。